8月31日から9月1日の2日間にわたってUBOM技術講習会を開催しました。
ベーシック・コース、アドバンスド・コースにたくさんの方が参加されました。
初日は、当会副理事長の後藤大介先生が講師を務め、UBOMの講義を行い、多くの質問をいただきました。実技では、検査者と被験者を交互に体験し、UBOMによる精神機能測定の実際を学んでいただきました。
2日目に行われたUBOM使用の報告では、生水智子先生(大阪河﨑リハビリテーション大学)より「地域在住高齢者におけるUBOM下位検査と認知機能および抑うつ傾向との関係について」、黒川知里先生(三軒茶屋診療所東京リワークセンター)より「リワークの前後の変化について~東京リワークセンターでUBOMを使ってみて~」、大森信乃生先生・笹川裕蔵先生(ひだクリニック)「デイケア治療におけるUBOMの活用法」、永井邦芳先生(名古屋学芸大学)「UBOM成人健常者データの主観的・客観的指標を用いた多面的検討」、三宅亮介先生・永井典子先生(犬山病院)「リカバリー支援のために~UBOMの結果から日々の援助に活かした1例~」、澤田欣吾先生(東京大学学生相談ネットワーク本部精神保健支援室)、「臨床における観念表象系の評価の意義:UBOMにおけるバウムテストの妥当性、有用性についての検討」発表者の方にはこの場を借りて感謝申し上げます。また、ディスカッションではフロアからも多くの質問があり、今後のUBOM研究に大いに役立つものになったと感じております。
次回の講習会は、来年、9月5日(土)から9月6日(日)に開催予定です。
UBOMに興味を持たれた方は是非、ご参加ください。お待ちしております。